横浜の教科書採択は
子どもそっちのけで行われた
露骨な政治劇でした。
※抽選にはずれ、
音声のみの傍聴でしたが、とりあえず経過を報告します。
◆傍聴希望者は225人、抽選後定員の20人がいつもの会場で直接傍聴し、
他の希望者は少し離れた教文センターホールでの音声中継を聞きました。
右派の動員は無く、流していた街宣車は中田市長批判の内容でした。
審議開始 10:15
採択終了 12:15(
<事務局の採択経過説明>1,調査資料◆17年度と同じの観点で調査。
◆歴史については、自由社のみ調査を行い、他社は17年度資料と同じ。
◆他教科も17年度資料と同じ(4月21日の文科省通知紹介)
2,教科書取扱審議会の答申◆3回の審議を経て7月15日に答申決定、16日市教委へ提出
◆市内の候補教科書を絞る。歴史は9社中7社、東書・教出・清水・帝国・日文
・扶桑・自由(17年度と同じ候補+自由社)。
◆18地区ごとの実態を踏まえ、地区ごとに教科書を推薦。
歴史以外の教科は使用中の教科書を推薦。
歴史は地区ごと、観点ごとに、それぞれ推薦された教科書名があげられている。
帝国・東書・自由・扶桑が推薦された地区は、神奈川・南・港南・旭・港北・青
葉・都筑・泉・瀬谷だが、観点数は扶桑・自由とも1つだけ。
鶴見・西・中・保土ヶ谷・磯子・金沢・緑・戸塚・栄では扶桑社・自由社とも推
薦されていない。(採択結果と付き合わせると教育委員が答申を無視しているこ
とがわかる)
3、教育委員の審議◆歴史を除く教科は原案どおり現行使用教科書を採択する。
◆歴史については教育委員が順番に個人の意見を述べた。
(内容は後送します)
◆教育長は検定を経て国のレベルでお墨付きがある。イデオロギーの問題は、検
定に近隣諸国があるのでクリアしてると発言。
4、教育委員の「無記名投票」採決◆今田委員長が無記名投票による採決を提案。
(横浜市教委では今まで採決部分もすべて公開でおこなわれてきた。無記名投票
は、右派請願で要求していた内容。採択公開に逆行する行為)
◆投票結果は以下の通り。
(傍聴メモなので未確定。3:3の場合は委員長が裁定)
鶴見区 4:2 帝国
神奈川区 3:3 東書
西区 3:3 帝国
中区 3:3 帝国
南区 3:3 東書
港南区 5:1 自由
保土ヶ谷区 4:2 帝国
旭区 4:2 自由
磯子区 3:3 帝国
金沢区 4:2 自由
港北区 5:1 自由
緑区 4:2 自由
青葉区 5:1 自由
都筑区 5:1 自由
戸塚区 3:3 帝国
栄区 3:3 帝国
泉区 3:3 東書
瀬谷区 4:2 自由
Sさんからの傍聴記です。-きた
ほかの報告と合わせてご覧ください。-きた
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